2017.6.18「カヤックにおすすめ! 沈まないネット」

アイテム紹介

今日は、僕のお気に入りのランディングネット、ラインスラックの「フローティングラバーネット」について。

こちら最大のメリットは“沈まない”ということですが、他にも特筆すべき点は多く、実に考えられた製品だと思っています。

ここでは、カヤックでの使い勝手を例に、そのメリットについてを説明していきます。

①絶妙な長さ

個人的には最も気に入っているところ。僕のカヤックはパーセプション「サウンド 9.5」です。シットインカヤックの場合、船体の中に体を収めますので、魚をかけて取り込む際に若干苦労します。

なぜかというと、腰から下はコックピットに覆われていますから、水面へのアプローチに関してはカヤックが障害になりやすい気がします。

以上を踏まえると、ランディングネットは、それなりの長さがあった方が扱いやすいです。ただ、長過ぎると重くなるし、カヤック自体が3メートル弱なので可搬性が悪く逆効果。全長1メートルは必要ない……。

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左は以前使っていたモノで、右が「フローティングラバーネット」です。左の全長は55cmで、右が75cmとなっています。この20cmの差が相当大きいです。シットインの場合、コックピット内に座る自分の真横まで魚を寄せるか、頑張って前のめりにならないと届きません。「フローティングラバーネット」にしてからは、無理のない体勢で取り込めるようになりました。

②ネットの深さ

これも結構重要な要素です。よくあるラバーネットって浅くないですか? 管釣りなど手返しよく展開する釣りにはいいのかもしれませんけど、確実に取り込め、そしてカヤックという不安定な環境ではネットインした後も落ち着いて対処したいものです。

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ザックリ前述の2つのネットを重ねてみると、これだけ差があります。以前、ニゴイやら雷魚が掛かってしまった時に、浅い方で掬ったら暴れた拍子に“ポロンッ”ってことがありました。フィッシュグリップにしとけよ……って突っ込みもありますが、デカバスだったらあたふたしてる間にフックアウトなんて絶対に嫌ですから、サクッと確保したいところです。そんな理由からこの程度深さがあると安心。

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50弱のバスをネットインした時の様子。だいぶ余裕があるため、半分水に浸けた状態で、落ち着いて針を外し、写真を撮る準備ができます。

③水に浮く

最大の特徴ですね。これを防ぐため以前は携帯やカメラに装着する浮力体をネットに付けていました。しかし、これはあくまで沈むのを防ぐため。「フローティングラバーネット」は、ネットが使いやすい状態で浮くのがポイント。ロスト防止は言うまでもなく、この浮き姿勢により、ランディングする際の手際向上に威力を発揮します。

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このようにコックピット横にリーシュコードなどで接続し、浮かせておきます。流れの強い川だと厳しいかもしれませんが、止水域ではこのまま放置しておくと、わざわざネットをロッドホルダーやトランクから“よいしょっ”と取る必要がありません。結構この瞬間にバレることもありますからね。

これら3点総合的に見て、カヤックでの使用にとても優れたランディングネットだと感じます。

ただ一点だけ、冒頭で長さが絶妙と書いたのですが、使っていくとネット全体の長さが少し短いかな?という場面がありました。それを解消してくれそうなのがゼファーボート「バイソンウェーブ フローティングラバーネット」。全長87cmから112cmまで長さ調整可能なのでカヤックやボートからでも取り込みが楽になりそうです。

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