長いことバス釣りをしていますが、そういえは本格的にナイトゲームってやったことありませんでした。東京に住んでいた頃は何よりフィールドまでが遠いですから泊まりがけで釣りに行かない限り、夕方から出発というテンションにはならなかったです。
でも、今は自宅から近い釣り場までだったら車で15分ほどなので、思い立ったら行動に移せるという恵まれた環境にあります。そうした理由で今シーズンは積極的にバスの夜釣りを楽しんでみるつもりです。
今夜は新潟の西エリアに向かいました。現場に着いたのが20時くらい。予想以上の暗さに最初はキャストするのに苦労しましたが、通い慣れた場所ということもあり地形は把握していたので、30分も経ったころには感覚で何とかなるようになってきました。
当然夜もトップでの釣りになるためバイトがあった時は耳を頼りにするしかありません。天気が良く満月でも出ていれば月明かりで多少は見えるでしょうがこの日は無理でした。しかし、この見えないところがまた興奮するもので、キャストしてからルアーアクションの音だけが響きわたるという……“こりゃ足下でド派でに出ようものなら心臓止まるな、、”って感じです。
朝夕はバサーでそれなりに賑わう場所も、夜釣りでは自分以外に釣り人の姿はありません。明らかにプレッシャーは少ないため期待も高まります。が、、2時間くらい撃っても出ない……それなりのところにキャストしてるんですけどね。
その後、立ち位置側右サイドの葦が密集しているエリアに何となくキャストし、巻き始めると“ポコッ”という音が聞こえます。一応、合わせてみると勢いよくラインが走りました。ただ、暗くてどっちに行ってるかは不明、、そんなこんなで苦戦しながらようやくキャッチできたのがこちらのバス。
50センチ弱。筋肉質な体でなかなかのファイターでした。
別アングルで。珍しくリアフックにかかっています。
今回初めて夜釣りをしてみた感想は、とても楽しかったです。メリットと言えるかは微妙ですが、ルアーがよく見えませんから、バイトがあっても焦ってアワせることがありません。それがうまいことフッキングに影響しているかは分かりませんけど……視覚ではなく“音”に集中するトップウォーター・ゲームもいいものでしたよ。