水抜きを噂されている野池へ行って来ました。
山間にある池で周りは田んぼですから、もともとは農業用の貯水池として利用されていることは理解できます。池の周囲はグルッと一周できるようになっており、バス釣りだけでなく家族やカップルでのんびり釣りする姿もたびたび目にしました。
地元の方に聞いていたとおり、完全ではないですが場所によっては見た感じマイナス10m以上は減水。これは確かに抜かれていますよね。人工的に護岸されたところから池中央にしか水がない状態。一方、山側に面したところは岸側から20m以上減水しているところもあります。水抜き前はストラクチャーが豊富でバスやベイト、さまざまな生物が居着く素晴らしい地形でしたが、今は全てむき出しとなっています。
何だか切なかったです。まったく生命感を感じない池。
この池がある目的はあくまで貯水池ですので、自然豊かな景観と植物や生き物がいる必要はないのかもしれないですが何だか……
ここで自然云々、野池の存在意義やら水抜きに関してを語るつもりもないですし、そこまで知識があるわけでもなく、むしろバス釣りをする僕からしてみれば釣りをする場所が無くなる寂しさの方が強いわけです。
まあでも水は僅かながらあるし釣れるかも、という感じで一周してみますが以前はそこら中に見えたバスやベイトの姿は一切見当たりません。
それもそのはずで、この池全体の7割は天然地形を活かした貯水池なのでバスが好むストラクチャーが壊滅状態にある今、駆除目的ではない水抜きと過程した場合、バスがいる場所は樋門から通じる最深部と護岸際かなぁと想像。
僕はトップでの釣りなので当然護岸際を攻めて行くことに。
釣れた。というか居た。しかも立派な口元をしている。よくぞこんな状況でたくましく生きていた! そんな具合にうれしく思っていたら、、
ガリッガリ。明らかにエサ食べてないです。体の油分がなさ過ぎます。
釣っておいてなんですが、いやぁーやっぱり切ないですわ。