夫 “今週末、釣りに行くよ”
妻 “また? またなの?”
こんな問答を日々展開している釣りバカ父ちゃんは、世の中に相当数いるのではないか?と勝手に思っています。
僕が長いこと夢中になっているバス釣りは、シーズン通してできるものではありません。正確には春夏秋冬できますけど、基本的には限られた期間ですから集中して行きたいわけです。
トップウォーター・プラグのみを使ったバス釣りの場合、多くの方は釣果だけを求めるのではなく、その場の雰囲気や道具などから伝わる情緒や趣を含めて楽しんでいるのではないでしょうか。
これって広義で考えればアウトドアですよね。釣りにフォーカスし過ぎるあまり、家族から“また?”と言われてしまいます。
ということは、家族を巻き込んでしまえばいいのですよ。
“今週末は家族でアウトドアに行くぞ”
こんな具合に。
そして何よりトップウォーター・バスフィッシングのハイシーズンは、6~7月頃が一般的な認識かと思うので、まさにアウトドアシーズンでもあります。
つまり、家族への提案の仕方次第で、釣りへの理解は深まります(はず)。そうすれば、いろいろスムーズですよね。
さらに、個人的には下記が最も重要だと考えています。
“ブラックバスから生きることを学ばせてもらう”
バスを釣魚と考えた場合、ここまで環境に順応しつつも地域性が色濃く出る釣魚ってなかなか見当たらない……。何かと言うと、どこに行っても“この釣り方をすれば間違いない”って考えは通用しないわけです。このように、非常に賢いバスを相手とし、あれやこれや知恵比べすることって、生態を学ぶことに他ならない。そう思います。
バスは針に掛かってからも、すごい勢いで釣り人の不意を突いてきますよね。生きるために必死なのです。バスからしてみれば単に針を外す術かもしれませんが、僕からしてみればそれは“生きる術”と解釈することになり、自分もどうしたらサバイブできるか?といったことを考えるきっかけになったりしています。
こんなに面白い魚、家族にも理解してもらいたくないでしょうか?
ちなみに、我が家は分かっている……はず。