2018.6.06「民泊ブームの先」

つぶやき

民泊ブームのきっかけのひとつに、Airbnb(エアービーアンドビー)の存在があると思います。

これは、世界中の旅行者・ゲストと空いている家、部屋を宿泊場所として提供する所有者・ホストをつなぐ(民泊仲介)Webサービスです。

個人的にAirbnbが注目されたのは以下の理由だと感じます。

①ホストになるという選択

基本的にはゲストとしてサービスを利用する側がメインですが、宿泊先を提供するホストになる方・なりたい方がAirbnbを大きくしたと考えています。これってまさに時代を象徴していると思うのです。SNSの台頭による“人とのつながり”は大前提ですけど、ずばり!皆さん自由に稼ぎたい!! 少しでも副業収入を得たい!! そのひとつがAirbnbのホストになること。それだけです。

“ひとつに絞って独立開業”……なんてのは大げさでして、複数のスモール・ビジネスを展開した方がリスクヘッジにもなるし、何よりホストなら受け入れる気持ち次第で始められる、という敷居の低さが魅力なのでしょう。

②ディープな世界へ

こちらはどちらかというとゲスト目線になります。日本人も外国人も旅の主流は「体験」すること。もはや観光業全体のテーマですから、“よりディープな世界”を求める人は、個人間で趣味嗜好がフィットする旅先を訪れ、場合によっては宿泊だけではなくホストと共有することを望んでいます。

“これだけはヤバいっすよ!”という趣味や特技がある方、世界はアナタを求めています! オタクは既に市民権を得て、海外ではギークなどと呼ばれ無関心な方よりずっと優先されているのです。

さて、ここからが本題になります。

平成30年6月15日「民泊新法」施行

今まで民泊に関しては、正直グレーな部分が多かったそうです。いわゆる旅館業法などの資格所持者でなくても、Airbnbの規約を満たしているホストは掲載できていたそうです。

しかし今後は上記法律に基づく手続きを行い、認可されなければホストになることはできなくなります。同時に民泊仲介サイトにも掲載できません。

そんなところに舞い込んできた気になる見出しのニュース。

『米ホームアウェイと楽天系、古民家を民泊に改装』

ホームアウェイはAirbnb同様の仲介サイトですが、宿泊施設を1棟単位で貸す「バケーションレンタル」と呼ばれるサービスが特徴的です。

外国人は日本の古民家(文化)に興味があって宿泊してみたい、さらに1棟貸しであれば大勢でシェアできる。要するに地方で空き家になっている古民家を有効活用し、旅行客を呼び込み地域活性化していきましょう!という話し。

一見もっともに聞こえるフレーズですけど、僕はすごく違和感があります。それはどんどん日本の資産(ここでは古民家)が海外資本になっていくことです。しかも土地の個人所有が認められている日本では建物だけでなく、自然に囲まれた土地も含めて、いずれ外国から借りて使うことになるかもしれませんね。




Nujabes「The Final View」……ギネスレコードでの姿を忘れません。
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