釣りキチのビジネスマンに薦める良書。

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釣りバカ解体新書 みんなが知らない釣りとビジネスの意外な関係 人生100年時代のライフワーク
「人生100年」と言われる現代。しかし、1年先の予測もつかない不確実な現代。 漠然とした不安が広がるこの社会で私たちは何を頼りに、何を生き甲斐に生きてゆけばよいのか。 「そのヒントは、釣り(人)にあり」と、著者は説きます。 ―そんなバカな!の声が聞こえます。本書はそんなバカな!を「釣りバカ」が説く本です。 釣り人には大...

こちらはほぼジャケ買いでした。常々どうにか釣りと同じ熱意を仕事に生かせないか……?と思っていた私には、“釣りとビジネスの意外な関係”という部分が刺さりました。

どういった内容?

最初に僕が読んだ印象をまとめますと、

「釣りの術を知ることは現代社会を生き抜くうえでメリットが多い」

ということです。

僕たち釣り人にとっては散々周りから“また釣り?”と言われ続けていたことが読み終える頃にはむしろ誉め言葉に聞こえるでしょう。だって釣りをすることでメリットを得られるわけですから何も後ろめたいことはない、そう思えるはず。

また、「釣り」と「ビジネス」相反する題材に思えることを、釣り人目線から紐づけることで釣りをしている僕のような人間は理解が進み、他方、釣りをしていない人にとってはビジネス目線から釣りの利点がイメージしやすいかと思います。

『釣りバカ解体新書』のおすすめポイント

1. シンプルに釣りの良さを肯定できる

釣りという趣味を理解してもらうのは結構難しいです(少なくとも僕は家族から理解を得るまで苦労しました)。というのも基本的に夢中になるほど単独行動になりがちで、家族でエンジョイフィッシング♪からはかけ離れていきます。

そのあたりを本書では“ビジネス(仕事)”という必須の行いを引き合いに説明してくれているので、特に配偶者への理解は得られるかもしれません。ここ重要ですね。

2. 釣り人でも説明できないかも? 釣りの魅力を明文化

1のニュアンス違いでもうひとつ。

“釣りって何が楽しいの?”

ウンザリするほどされてきたこの問いかけに対し、きっぱり自信と説得力を持って答えられるようになれます。

特に2章の「釣り人脳を解析する」では釣りという行為に必要な各パートの意味を解説。長年釣りをしている人にとっても発見があり、自分はやっぱり釣り人のままでいいんだ!と、ある意味アイデンティティを感じます。

3. 釣り好き著名人の言葉

このコーナーにはだいぶ頷かされました。

無になる、釣り以外の思考回路が止まる

出典元:『釣りバカ解体新書 みんなが知らない釣りとビジネスの意外な関係 人生100年時代のライフワーク』
著者:清水健太郎 

ある方の見出しで使われていた言葉です。本当にそう思います。ひとつひとつのアクションに集中してやっと釣ったはずの魚なのに、釣りあげた後、どうやって釣ったか覚えていないことってありませんか? 

今この瞬間の出来事さえも吹っ飛んでいることがあります。

その他にも釣り人であればニヤッとするエピソード満載です。

趣味を見つけたい人へ

身近に何か夢中になれることを探している人がいれば釣りを勧めてみてはいかがでしょうか。僕はこれまで友達や同僚を釣りに誘い、その中にはどっぷりハマった知人がいますが、本書は釣りをすることで結果的に豊かになることを解いてくれています。

“この人と一緒に釣りできたら楽しいんだけどな……”

自分の経験から意外な人がどっぷりハマることも少なくありません。思い当たる人がいれば是非本書を参考に一声かけてみてください。

まとめ

釣り人の釣法ではなく、釣り人の普遍的な思考・行動にフォーカスを当て、それぞれにどういった意味があるのか? そして実は釣り人のしていることって仕事でも生かせる……⁇

いわゆる釣り本ではなく、釣りをテーマにした書籍としては新たな切り口で気づきの多い一冊だと感じました。

釣りバカ解体新書 みんなが知らない釣りとビジネスの意外な関係 人生100年時代のライフワーク
「人生100年」と言われる現代。しかし、1年先の予測もつかない不確実な現代。 漠然とした不安が広がるこの社会で私たちは何を頼りに、何を生き甲斐に生きてゆけばよいのか。 「そのヒントは、釣り(人)にあり」と、著者は説きます。 ―そんなバカな!の声が聞こえます。本書はそんなバカな!を「釣りバカ」が説く本です。 釣り人には大...
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