僕はカヤックとオカッパリで釣りをしていますが、どちらかというと土日のカヤックがメインで、平日は浮かぶことができないためオカッパリといった感じ。あと夜ですし。
オカッパリは当然釣り場を歩き回りますから、長靴本来の防水性能はもちろんのこと、疲れにくい快適な歩きやすさが重要となります。カヤックの場合も同様で、入水時や上陸時に足下を濡らさないことで、艇内で快適に釣りをするという目的がありますが、さらに重要な要素があります。それは、カヤックでは艇内の足を楽に保つために“長靴の柔らかさ”コレが重要になってくると個人的には思っています。
特に僕が乗っているシットインと呼ばれるカヤックは、艇内で長時間足を伸ばしていると辛くなってくるため、膝を立てたりあぐらをかいたりすることが多くなります。このように楽な体勢をとろうとすると、シットインの場合はコクピットがそんなに広くないため、ゴムの固い長靴を履いていると結構厳しいです。モゾモゾするだけで辛い……姿勢を変えたはいいが長靴のゴムがすねに当たって痛いとか。
前置きが長くなりましたが、これらを解消する長靴がありました!
日本野鳥の会が作る「バードウォッチング長靴」です。
これはフジロックをはじめフェスに行くとそこら中で見かける長靴なので僕も以前から知っていました。今年のフジロックでも多くの方が履いていたなぁ。
この長靴の特徴は、ずばり“おりたためる”ことでしょう。長い部分が全てたためるのでスニーカーくらいになります。コンパクトにできるほどゴムが柔らかいということですね。まだまだメリットはございます! 足首がキュッと細めでフィット感があるので非常に歩きやすいです。僕が履いた印象では長靴のガバガバ感は一切ありません。
これらの特徴をカヤックとオカッパリでの釣りに当てはめると……
●カヤック:動きやすいので艇内で足を動かすのが楽
●オカッパリ:抜群のフィット感で疲れにくい
ということで野鳥の会の長靴は、フェスだけでなくバス釣りにも大変おすすめです。
スニーカー買った時に入っている箱くらいです。
僕はLL(27.0cm)を購入。普段のサイズは26〜26.5cmです。日本野鳥の会のサイトでは、“普段のサイズより1つ大きいサイズをおすすめします”とのこと。フィット感など商品の性質上なのでしょう。
このように長靴の長さを調整して履くことも可能です。
“フィットするってことは脱ぐ時大変じゃない?” 大変じゃないんです。上の写真にあるかかと部分の出っ張りがポイント。例えば右足から脱ぐ場合、左足のかかとで右足の出っ張りを踏んで(押さえて)足を上げるとスルッと脱げます。
バサーの皆さん、トッパーの皆さん、「バードウォッチング長靴」いいですよ。