2014.3.16「悩んだ末、インフレ式カヤックに決めました」

カヤック

2年ほど前からずっと“どのカヤックにしようか??”悩み続けていましたが、昨日ネットからキャプテンスタッグ「エアフレーム 1」(インフレータブル式=空気で膨らますタイプ)を購入いたしました!

ここにたどり着くまでいろいろなメーカー/機種と比較しましたが、最終的には上記機種に決めたわけです。今回は僕が「エアフレーム 1」を購入するまでの道のり、要するに理想と現実に折り合いをつけながらインフレータブルカヤックを選んだ経緯を説明します。

まず、最初にカヤックの機種を絞り込むためには、自分はどういうスタイルで釣りをしたいのか?という目的が決まらないと選びようがありません。ですので、

〜カヤック購入の目的〜
①バス釣りでの使用
②フィールドは湖/池、川のみ

上記を踏まえつつどんなカヤックがほしいか?

〜カヤック購入の条件〜
①ザックリ8万円以内
②見た目がかっこいい
③艇の長さは9.0〜10.5ftくらい

と、ここまででだいぶ絞り込むことができ、具体的には以下の4艇となりました。

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ダガー「ザイディゴ9.0」

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パーセプション「サウンド10.5」

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パーセプション「トライブ9.5 アングラー」

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キャプテンスタッグ「エアフレーム 1」

でもこっからが悩みまくるわけで……

そもそもこれら4艇ではカヤック本体の構造素材が異なります。通常カヤックの構造は『シットイン』か『シットオントップ』のふたつに大別されます。

前者はカヤック本体内が空洞になっており、この中に体を入れるタイプ、後者はカヤックの“上”に座るタイプでこちらは体が全面外に出ます。

スクリーンショット(2014-03-16 13.27.22)

シットイン

スクリーンショット(2014-03-16 16.18.04)

シットオン

このように構造が異なるのには当然理由があります。あくまで釣り目線での話となりますが、まずシットインは湖や池で水上散策するのに向いており、いわゆるレクリエーショナル・カヤックと呼ばれています。

ですから本来は、カヤックを釣り目的で使用することを推奨しているわけではありません。しかし、バス釣りのフィールドは基本的に湖や池、川になるためシットインカヤックでも対応可能なのです(最近はシットインでもロッドホルダーなどを装備し、釣り用途を意識した艇もある)。

一方、シットオンはフィッシング用途として、カヤックの本場アメリカでは広く知られています。釣り目的としているだけあってロッドホルダーはもちろん、クーラーボックスや魚探を付けるための装備などが充実しています。

特筆すべきはカヤック本体が不沈構造になっているため、どんだけ波をかぶってもカヤックが沈没することはありません。シットオンの体がむき出しになる構造は、覆うものを無くすことで艇内に水が溜まらないようにするためなんですね。さらにカヤック底面にも穴が複数開いている構造となっています。シットインだとカヤックの中に体を入れる(覆う)タイプなので、仮に波をかぶれば水は溜まりますから。

各構造の違いを踏まえ、自分はカヤックでどういった釣りをしたいのか?を考えればそれなりの判断材料になりますよね。当然どっちでもいいんですけどね。

ここでおさらい。

僕のカヤック購入の条件その①

“ザックリ8万円以内”ということを考えると、この時点でシットオントップのカヤックは相当絞られます。僕がシットオンで唯一候補に挙げていた、パーセプション「トライブ9.5 アングラー」は予算オーバーなんですが、8万強だから良しとします。このカヤックは釣り仕様に作られた艇で、釣りに必要な最低限の装備を備えながらも9.5ftというコンパクトさが気に入りました。

その他、候補に挙げた残りの3艇は全てシットイン。内容はダガー「ザイディゴ9.0」、パーセプション「サウンド10.5」、キャプテンスタッグ「エアフレーム 1」です。

それから判断基準として、僕は“バス釣りでしか使わない”ということ。つまり、海での使用は考えていないので、艇の構造はシットインにすることに。

さて、どうしましょう? どれにしようか?? 事前に自分のカヤック購入の条件を基にして3艇に絞っているので、当然①〜③の条件は満たしています。

そこで次なる比較ポイントは、素材です。

「ザイディゴ9.0」「サウンド10.5」「エアフレーム 1」、この中で唯一素材が明らかに違うのは「エアフレーム 1」です。

これはインフレータブルカヤックといい、空気を入れて膨らませるタイプでフローターに近い感覚。空気を抜けば非常にコンパクトに畳めるため、可搬性は抜群だと思われます。車での移動もカートップにする必要はありませんからね。ただ、この手のタイプは種類が限定されるので、見た目やデザインで選ぶことはほぼできません。

その一方、「ザイディゴ9.0」「サウンド10.5」に関しては、リジット艇と呼ばれるもので、素材はポリエチレンなど。こちらは空気を入れるタイプではないので、最初からそのものの形をしています。色やデザインも多種多様です。

悩みます、マジで悩みました……で、「サウンド10.5」に心を決めました。この艇は昨年発売されたカヤックで、5万5千円程度でロッドホルダーやスターンデッキトランク(荷台)といったフィッシング仕様になっていること。

さらに決定的だったのはカヤック底の形状がトライキールという三つ又になっており、風に流されにくいという特徴を持っていたからです。「エアフレーム 1」に乗っていた連れが、よく“流される〜”と嘆いていましたからね。

が、、やっぱり「エアフレーム 1」にしました。。冒頭でも申した通り、もう買ってしまいました。もう変更できません。もういいんです。

なぜか?

やっぱりフローターあがりの僕にはフワフワ感が忘れられなかったんですね。当初は今までフローターだったからこそ、カヤックはリジット艇にしてデザインなどこだわりたい!と思っていたんですけどね。

最後の最後に気持ちの良いフワフワ感が蘇ってきました。安定感も抜群みたいですし、あとやっぱり東京に帰る時も容易に持っていけることですね。慣れていないカートップで長距離走るの恐いですし。結局、自分の中では案パイな選択をした感じです。

以上です。

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